繍倶楽部だより
ここでは工房や教室の生徒の方々にご自分の作品を紹介して頂きます。
みなさんのお気に入りの作品や、それにまつわるお話しをお楽しみ下さい。
作者への感想や質問がありましたらこちらまでメールでお寄せ下さい。
写真の拡大は、作品紹介にあります。

第3話〜「訪問着」  幸子 (教室生徒)
三越での展覧会で素晴らしい作品に魅了されたのがきっかけで日本刺繍を習い始め、今年で5年目に入りました。
基礎繍いでは、何度も挫折ながらも16ヶ月がかりでやっと完成させることができ、喜びもひとしおでした。
ほかにも左手が上手に使えなかったこと、布の地の目が良く見えないので、老眼鏡と拡大鏡を使うようになったこと
出されます。そして昨年、私の夢だった着物と帯を刺繍しました。

着物は箔に吹き寄せ、ブルーグレー地です。着物と同色に近い糸を使い、地味ですが上品に仕上がりました。
小物使いで幅広く着用できるのではと思っています。 柔らかい着物地は、刺すのがなかなか難しく苦心しました。
また、コゲ平金、平銀等は、ねじらないように刺繍するのが大変でした。

おしゃれ紋(花紋)は鳳凰に吹き寄せです。背の所に刺繍しますので、背中心の縫い目近くまで刺しゅうを入れるのが大変で、
仕立てのときに背中心が合わさるかどうか心配でした。結果はご覧の通り、うまくできてほっとしました。

バックナンバー:
第1話〜「思い出の刺繍」 繍光 (主宰)  平成12年4月
第2話〜「巾着」 彰子 (教室生徒)  平成12年5月